Jun
03
2015

20150603

これは滅多に見ることのできない万年筆かと思います。
ご注文のお品で店頭にお出しできないため、せめて写真だけでも見ていただきたくて。
探しに探してもらって、ようやくブランド本国ドイツで見つけてもらいました。
もちろん正規品。
4年前の世界限定品にもかかわらず、あきらめずに見つけてくれたメーカーさんに感謝と、
ご縁を引き寄せていただいたお客さまに感謝です。

GRAF VON FABER-CASTELL(グラフ フォン ファーバーカステル)
“ PEN OF THE YEAR 2011 ”
-THE JADE KINGDOM-
※JADEは翡翠(ひすい)です。
毎年発表される“ PEN OF THE YEAR ”ですが、
伝統と作り、美しさに定評のある同ブランド内でも別格の気品。
もはや芸術品の域です。
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もう、外箱がコレですもん。無垢の木です。重量感が凄い!
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もちろん専用BOX。ガタつくような遊びは毛頭ございません。
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“ PEN OF THE YEAR 2011 ”
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緑色の部分はすべてJADE(翡翠)です。翡翠は加工が難しい素材。もちろん天然石なので二つとして同じ色柄は存在しません。
8箇所にJADE(翡翠)が使われているのはファーバーカステル家が8代に渡り繁栄を続けていることを表しています。
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JADE(翡翠)部分にこんなにも繊細な加工が。
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尻軸、キャップの天ビスにもJADE(翡翠)が。ファセットカットされていますが、この面加工も職人の手作業です。
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職人の技を感じさせてくれる、MADE IN GERMANYではなく、HANDMADE IN GERMANYの刻印。
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ペン先には、ファーバー家の紋章とカステル家の紋章を組み合わせた紋章。ブランドの歴史は250年以上。
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万年筆インクは尻軸のキャップを外してから、内部の尻軸を使いピストンを使用して吸入します。
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そこには、シリアルナンバー(なんとなくモザイクを)と“ PEN OF THE YEAR 2011 ”が刻印されていました。
ちなみに、生産本数の1761はファーバーカステルの創業年。2011年は記念すべき250周年でした。
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インク残量も確認できるように、胴軸の一部は半透明になってます。

下手くそな写真では伝えきれませんが、
数々の職人技があって、まるで絵画を観ているかのような佇まいです。
感じた印象そのままにつたないご紹介になりまして、
どうもお粗末様でした。